岡村昌明の時々日記

自分の作品、展覧会レポート、日々の暮らしなどなど・・・

先日、目黒区民ギャラリーでグループ展「21+無限大展」で展示してましたので、作品の紹介をいたします。

2年前の回から参加して今回で二回目。僕より年配のベテラン作家さんたちとの展示なので、結構大人っぽい会ですが和気藹々と楽しくやっております。

<バナナ>

私事ですが、腎不全になってからバナナやメロンはリンという成分が高いので、あまり食べことができなくなりました。もともと大っ嫌いな果物だったので個人的に何の苦しみもないのですが、とりあえず”別れ”的な気持ちを込めました。

バナナハンガーなるものを見た時「なんて斬新な保存機なんだろう、サメやカジキが吊るされてるのに似てるな〜」なんて思ったところから造りました。

”燃える”に関してですが、人間や、動物、生きとし生けるものが火葬などでもやされて時、あっさり灰になってしまうのがどうも納得できないという思いがあり、恐竜でも同じように灰になる。絶対なんだかのエネルギーの移動があるのでは?と考えております。さてそのエネルギーはどこへ行くのか?

僕は兼ねてから不思議な夢を見ます。

祖父の家に行く夢で、土間や縁側など懐かしく思えて、子供の頃から慣れ親しんだ祖父の家だという夢ですが現実には存在しないし、祖父の家とは全く別の家です。

こんな夢も見ます。

アパートを借りてる夢で、今のアパートではなく前借りていた部屋。

片付けなきゃと掃除を始めたり、隣人と話したり。でもいま別の部屋を借りてるの気付き、家賃二重に払ってるのか?と思った瞬間目が覚めます。でもその部屋を借りた覚えもないし、前に住んでいた部屋でもない。ただ国立の”あの辺”というなんとなくの場所は分かっている。もちろん住んだことはない。そこへいっても無かった。

こんなのもあります。

高校へ通う道すがらの夢で、おそらく遅刻気味で急いでるのでしょう、見たことある景色と見たことない景色を見ながら”バイク”で通学してる夢です。もちろんバイクには乗ったことありません。

こんな夢をいろいろ見ます。僕の結論は、この世の中は幾層にも重なり合う平行世界(パラレルワールド)で構成されているのだと。その別世界の同じ細胞を持った”自分”が、体験したものが睡眠中に何らかの原因でLINKするのではと。

夢の中に出てくる、見たこともないものや景色、人は別の平行世界にいる自分の記憶や経験である。だからどこか懐かしいのだと。

人間の脳は30%ほどしか起動してないと言われてます。残りの70%の中にそういった機能があるのか?証明や立証は難しいけど、これから作品を作るにあたって、僕のテーマしにしていきたいと思ってます。

”燃える”に戻りますが、灰になることについて物理的な証明は出来るのかもしれませんが、僕は別の平行世界の自分にエネルギーとして移植されるのだと考えております。

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